かわいいだけじゃダメなんです

2025年04月24日
ようおいでんさった。 ちょっと早いけど、今週も生きとってくれてありがといな。 今日もあんたさんに話せてうれしいぜな。
いやな、春祭りのシーズンで、今週末も我らあちこちのカミサマ達にお呼ばれしとるもんで、今夜のうちに喋りてぇって思ったもんで・・・face02
「べつにおりゃ、一回くれぇ会わんでもよかったし」なんておぞくてぇこと言いなれんなよface17

「なんか・・・虚しいものですね・・・」と、〝その人〟はポツンと呟いた😑

賑やかに進む二列のパレード。 たくさんの見物人の注目を浴びて、どの顔も誇らしそうやface15
特に先頭を行く二人は、ひときわでっけぇ飾りを肩に担ぐことができる「花形」やさemotion07
一段と多くの羨望のまなざしとカメラを向けられて、プライドを満たされた喜びで上氣しとる。
「あぁ、なんて氣分がえぇんやろう。 来年もぜってぇ参加しよう! そして来年も私が先頭を取ろう!!hand&foot01
その〝味〟を知ると、誰もがそう思うしこやさ。

〝その人〟にも、そんな時代があったんやさな。 ほんの数年前までな。
「衣装、でぇれよう似合っとるよ!」 「カッコえぇぜ!」 「今年もあんたが先頭役、やりねぇよ!」
みんなが褒めてくれたし、推してくれたんやな。 やもんで、自分でもそんな氣になっとったしこやさ。
二日がかりのパレードは、そりゃでぇれ疲れるし、時間的にも縛られるけど、終わった時の充足感は疲労感を超えるもんやったんやろな。
そして、やっぱ思ったんやと。
「あぁ、来年もぜったい参加して先頭をとるよ!😤」てな。

ある年のコトやさ。
若こぅてかわいい子が二人、新入りになった。
そしてあろうことか、自らサッと列の先頭に立ち、先頭だけに許される飾りを肩にかけ、「今年からは私たちが先頭、やりま~す!😛」て宣言したんやといな。
みんな一瞬「へ??face08」てなったんやけど、「積極的でいいんでねぇけ」 「まぁ、変化があった方がいいろかな、若ぇ子の方がばえるんじゃねぇ」てことで、「そしゃ、そよhand&foot09」てことになったんやと。
代々の「カッコいい系」から「かわいい系」に歴史が動いた(!)瞬間やったさ。
〝その人〟はな、内心「誰からの推しもねぇやつに、自分から言い出すなんてどんだけ自信があるんよ?!face18」て嫉妬が渦巻いとったけど、「先輩」としてそんなみっともねぇこと(本人談)言えず、笑顔で二人を激励し(むしろ、その笑顔がおそげぇ)、彼らに続く「その他のメンバー」の中に入って歩いたしこやさ😔

彼らの宣言の通り、その年以来二人は先頭を歩き続け、〝その人〟のところへはとうとう参加の誘いも来んようになったんやと😢
そりゃぁな、「私も参加してぇな」て言やぁ、「もちろん」て言ってもらえるのは分かっとるし、実際、もう一方の先頭を任されとった「相方」は、自ら参加を申し入れ、列の3番手4番手と自分の位置を下げながらも毎年参加しとるんやと。
でもな、「世代交代を通達されたみてぇな者がそうまですると、なんか痛々しく思えてまう」んやといな。
そして、誰にも言えん寂しさって言うか、虚しさみてぇなものを抱えて、今年もパレードを見送ったしこやさ
🥺

吾愛しい妻が〝その人〟の肩を抱きながら言った。
「あんたさん達が先頭をゲットした時、それまでそこに立っとった人たちもおんなじ想いをしたかもしれんね。 そして、今、輝いて見える彼らも、いつかは次の世代、新しい子たちにそのポジションを譲ることになるんやよな。 そうやって、続いていくんやさな。
あんたさん、今までに引退ってもんは経験しとるんやろ? 子どもの頃のクラブ活動とかさ。 そん時、そんなに暗くドロドロした想いになったけな?
なんでこのことは、そんに氣に障っとるんやろな?」て。
「そうやぜ。 栄枯盛衰。 驕れるものは久しからず。 老兵は死なずただ去るのみ、やぜ!😤」て、イイ感じで吾が繋いでやったのに、なんで頭突きされたんやろ?
😭

我らの愛する飛騨人よ
〝その人〟がな、別れ際に「賞味期限が過ぎた芸能人て、こんな感じなんかなぁ」て笑って言ったんやけどな。
なんて傲慢でゲバいたコトバやろう!emotion19
人間に、その存在価値に、その命に「賞味期限」なんて。 このバチ当たり目がぁ!face18
命には「消費期限=死」なら、あるうぇな。 
やけどいな、その存在価値は減ったりのなったりするもんじゃねぇんでねぇけ?
一生涯、その時々で味(人間味)に豊かさが加わったり、味が変わったりしながら、ずっと「賞味」していくもんなんでねぇの?
しかも、それは自分で決めて、自分で味わっていくもんやろ。
我らな、〝その人〟がモヤッとる理由て、「座を奪われたemotion06」だけじゃのうて、「自分自身に賞味期限を付けてまっとるで」やと思うんやさな。
「自分の賞味期限が切れる」のを感じとるんやもん、そりゃぁ次の世代=「賞味期限に余裕がある存在」に対して、焦りやライバル心も浮かぶうぇなぁ😩
「勝てる」はず、ねぇのに😬
あのさぁ、「かわいいだけじゃ、ダメなんです」ていう時は、いつか必ずやって来るよ。
外見や若さを自分の価値に加えれんようになる時は、きっと来るんやぜ(他人と比べて、てことやけど)
そん時「加点ポイント」になるのは、その人の「知性」 「他人とは違うなにかを持っとるか」ていう「人間性」なんでねぇろかな。
そんな人は、老いてなお魅力的や。 死ぬまで、それこそ「賞味期限内」やろな。

あんたさんも、自分自身にたけてぇな「賞味期限」なんか付けとるんでねぇろな?

アメツチノウタ聴け共に唄え!
食中毒の季節もやって来るで、食品の期限には氣を付けような。
来週も幸せでおってくりょよな!
そしゃまたな。
スポンサーリンク
Posted by アメツチノウタ  at 20:34 │Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
削除
かわいいだけじゃダメなんです
    コメント(0)