コトダマ工房　アメツチノウタ

ようおいでんさった。

COP２６が終わった。　各国の利害関係やら思惑やらと、母なる地球で起きとることの狭間で、各国代表、ていうよりスーパー・ネゴシエーター達によって連日連夜ピリピリした交渉がなされたんやろうし、彼らなりにベストを尽くし、一番いい妥協点を探った結果・・・ではあるんやろな。
たとえ今回の宣言も、「結局、先延ばしかい？！」て思えるもんであったとしても。
確か「ＧＲＥＡＴ　ＲＥＳＥＴ；偉大なやり直し」とか「大改革」とか叫ばれとったと思ったけどな。　「ＧＲＥＡＴ　ＲＥＳＥＴ」「大改革」があるんやら無ぇんやら。

そうそう、「大改革」て言えば、かの「ビッグ・ボス」がおっ始めたことも、「大改革」でねぇんけな。
「チン〇ラの方ですか？」ていうようなルックス。　派手な言動。　球界の重鎮たちの逆鱗に触れそうなものやにか。　でも、彼のおかげで、あのチームや野球そのものに興味がわいた人もおるんでねぇろかな。
もしこんで「ちっとも勝てんにけ！」てなりゃ、ボコボコに叩かれるのは目に見えとるし、本人だって十分承知の上やろも。　もしそうなら、「チャラい」どこじゃねぇ、かなりの覚悟と責任感を持っての、あの態度なんじゃねぇろかな。

大分前になるけど、そんな「ビッグ・ボス」の昔話を聞いたことがあるんやさ。
ほれ、昔は部活とかにたけてぇな〝ルール〟があったもんやにか。　あんたさんも、なんか経験しんかったけな？
例えば「１年生は座ってはいけない！　水を飲んではいけない！！」だの、「レギュラー意外は〝下僕〟として、ちゃっちゃと働け！！」だの。　中には、「単なる嫌がらせ・いじめじゃねぇんけ？！」　「部〝公認〟の憂さ晴らし・リンチじゃねぇんか？！」てな、深刻なもんもあったんやよな。　そんでも、「ウチの部活では代々そうなんや。　自分たちだって乗り越えてきたんやぞ。」て理由で、誰も止めることなく「受け継がれて」きたんやな。
さて、ビッグ・ボスが高校球児だった頃、やったかな。　彼も御多分に漏れず、そんな〝ルール〟の洗礼を受けたんやと。　特に、彼は、先輩はもちろん彼らに感化された同期からも「集中砲火」を浴びたそうやさ。　
でな、そんな彼が〝先輩〟という立場になった時、何をやったか？
彼な、他の同期達を説得してそれまでの「けったいなルール」を廃止させたんやといな。　「オレ達だってガマンしてきた」ていう意見もあったけど、「そのツライ体験・イヤな気持ちになってまう経験を、同じように後輩に体験させてはだしかん。　俺たちの代で終わらせよう！！　俺たちで変えていこう！！」て。
こん時もさ、もし部内がダレダレになって成績不振になったら、「ほら見ろ！」て総攻撃を受けたやろな。　
そんでも、「変えていかならんのや」という責任感と、そうならんように引っ張っていく力量と、「そうなりゃ、全部オレの責任にしてくれ」という覚悟を試されたろもな。

我らの愛する飛騨人よ。
我らな、べつに彼や彼のチームのファンてわけじゃねぇんやさ（それはそれで失礼な）。　つまり、〝ファンの欲目〟で見とるわけじゃねぇのよ。　でも、彼とチームの健闘を祈っとるよ
だって、母なる地球が、世界が大きく変わりつつある今、彼みてぇな「ビッグ・ボス」が登場したのは、でぇれ興味深いことやもんで。
「〝今まではこうやった〟を恐れず変えてゆける」　「もしダメなら、言い逃れせず、ボコにされる覚悟と責任感を持っとる」　「自分たちが経験してきた〝悪いコト〟を断ち切り、次の世代には〝より良い〟状況・世界・地球になる道筋をつけてやれる」
あんたさんのすぐそばにもおいでるかもしれん、そんな「ビッグ・ボス」「ビッグ・リーダー」達に、もっと日が当たるといいな。　

「わりゃどもは、〝新しい時代はボスとかリーダーとか、ピラミッド型の上下関係がのなる〟て、さんざん言いよるんじゃねぇんけ？」
・・・え？？？

アメツチノウタ聴け共に唄え！
今日も生きとってくれてありがといな。
そしゃ、またな。